クラス:記憶術師

記憶術師
 記憶とは即ち過去であり、現在を構成するものであると同時に、それ自体が「過去には現在であった」ものである。
 ならば、"世界のあらゆる概念は、数多の記憶によってのみ構成されている"と言うことも出来るのではないか。
 記憶魔術は、そういった思想の下で生み出された魔術学派であり、魔術学会公認の十八学派のうちの一つである。
 記憶魔術を知らない者は、それを、"記憶の中から現象を引き出して再現する魔術"だと思いがちであるが、それは一側面に過ぎず、記憶魔術の本質は、"魔術によって、いかにして記憶を取り扱うか"という点にある。
 記憶を改ざんするための魔術や、或いは記憶を外部に取り出したり、それを脳内に戻したりする等といった操作も、彼らの研究対象であるのだ。

■能力値
肉体値:3
感覚値:2
理力値:4
社交値:3

■《流出》
《封鎖法則》
タイミング:いつでも
射程:視界
対象:単体
コスト:崩壊率[オープン2の合計値]+5
効果:対象は、手札を5枚、無作為に選んで捨てる(5枚無い場合、全て捨てる)。

 其は行き止まりの世界。思考空間を読み取り、選択肢を先回りし、それらが悉く潰される、閉ざされた領域。

■スキル
▼自動取得スキル
・《記憶領域》
使用技能:-
タイミング:効果参照
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:-
最大スキルレベル:3
効果:このスキルを取得した瞬間のみ、効果を解決する。
あなたは、メモリスロットを[SL]個取得する(これはアイテムではない)。
あなたのメモリスロット一つには、スキルを一つセットする事ができ、メモリスロットにセットされたスキルは、それを習得しているものとして、通常通り使用することが出来る。
メモリスロットにセットされたスキルは、いつでも消去することが出来る。(スキルが何もセットされていないメモリスロットにしか、スキルはセットできない。)
なお、あなたが習得しているスキルと同じスキルを、メモリスロットにセットすることは出来ない。

 あなたは任意のスキルを1つ、スキルレベル1で、メモリスロットにセットする。
ただし、以下に分類されるスキルはセットできない。
・NPC専用スキル
・コストに「崩壊率」を含むスキル
・クラス「特異存在」のスキル
・タイミングが「常時」「キャラメイク時」「効果参照」のうちどれかであるスキル
・前提スキルが必要であり、かつ前提スキルをあなたが習得していないスキル

▼通常スキル
・《記憶解析》
使用技能:【思考】
タイミング:主行動
射程:-
対象:自身
目標値:20+X
コスト:待機5 MP5
最大スキルレベル:1
効果:あなたのメモリスロットにセットされているスキル一つのスキルレベルを+1する(最大スキルレベルを超えることはない)。
Xは、[そのスキルのスキルレベル-1]×10である。

・《記憶汚染》
使用技能:-
タイミング:補助行動
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:MP4
最大スキルレベル:1
効果:このターン、あなたが行った攻撃が1点でもその対象にダメージを与えた場合、その対象は手札をランダムに1枚選んで捨てる。

・《経験の消失》
使用技能:-
タイミング:補助行動
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:MP4
最大スキルレベル:1
効果:このターン、あなたが行った攻撃が1点でもその対象にダメージを与えた場合、その対象は<動揺>を得る。

・《模倣》
使用技能:-
タイミング:他のキャラクターの判定直後
射程:視界
対象:単体
目標値:-
コスト:MP6
最大スキルレベル:3
効果:対象が、この直前に行った判定で使用した、[SL]レベル以下の技能について、パート終了時まで、あなたのその技能のレベルを[SL]に変更する。

・《思考複製》
使用技能:-
タイミング:判定直後
射程:視界
対象:単体
目標値:-
コスト:MP8
最大スキルレベル:3
効果:あなたは、対象が、この直前に行った判定で使用したカードのうち、[SL]枚を手札に加える。なお、その判定値に変化は無い。
このスキルは、1パートに1回しか使用できない。また、味方キャラクターが既に《思考複製》を使用したパートでは、使用できない。

・《記憶の蒐集》
使用技能:-
タイミング:準備行動
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:MP12
最大スキルレベル:1
効果:ラウンド終了時まで、あなた以外のキャラクターが、あなたの使用したスキルや《流出》の効果によって手札を捨てるたびに、あなたはドロー[そのとき捨てられた枚数÷2(端数は切り上げとする)]を行う。

・《記憶抉り》
使用技能:【思考】
タイミング:準備行動
射程:視界
対象:単体
目標値:対抗【意志】
コスト:MP8
最大スキルレベル:1
効果:【思考】で判定を行い、対象は【意志】で対抗判定を行う。
あなたが勝利した場合、ラウンド終了時まで、対象は、自身の習得している、タイミングが「キャラメイク時」「効果参照」のうちどれでもない、《存在統制》と《境界侵食》以外のスキルを一つ選び、それを習得していないものとする(使用を宣言できず、効果の影響を受けることもない)。なお、既に《記憶抉り》によって、未習得の状態になっているスキルを、《記憶抉り》の効果で未習得にすることは可能である。

・《現象抽出》
使用技能:-
タイミング:効果参照
射程:視界
対象:単体
目標値:-
コスト:MP7
最大スキルレベル:1
効果:他のキャラクターが、スキルの使用を宣言したときに使用する。
あなたはそのスキルを、スキルレベル1で、メモリスロットにセットする。
ただし、以下に分類されるスキルはセットできない。
・NPC専用スキル
・コストに「崩壊率」を含むスキル
・クラス「特異存在」のスキル
・タイミングが「効果参照」であるスキル
・前提スキルが必要であり、かつ前提スキルをあなたが習得していないスキル

・《ラーニング》
使用技能:-
タイミング:効果参照
射程:視界
対象:単体
目標値:-
コスト:MP7
最大スキルレベル:1
効果:あなたが、あなた以外が使用を宣言したスキルの対象になったときに使用する。
あなたはそのスキルを、スキルレベルXで、メモリスロットにセットする。
Xは、そのスキルの使用者が習得している、そのスキルのスキルレベルである。
ただし、以下に分類されるスキルはセットできない。
・NPC専用スキル
・コストに「崩壊率」を含むスキル
・クラス「特異存在」のスキル
・前提スキルが必要であり、かつ前提スキルをあなたが習得していないスキル

・《外部記憶》
使用技能:-
タイミング:キャラメイク時
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:-
最大スキルレベル:1
効果:あなたは、装備している武器か防具を一つ選択し、それを一つのメモリスロットであるものとする(装備状態でなくなった場合、セットされたスキルは消去され、メモリスロットとしての機能も失う)。
また、1パートに1回、あなたが、そのメモリスロットにセットされた、コストに「ACX」か「待機X」を持つスキルの使用を宣言する時、そのXの値を-1する(0以下にはならない)。

・《記憶の研鑽》
使用技能:-
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:-
最大スキルレベル:1
効果:あなたは、あなたの習得している《記憶解析》を、準備行動や補助行動のタイミングで使用してもよい。

・《途心:記憶》
使用技能:-
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:-
最大スキルレベル:3
効果:あなた以外のキャラクターが、あなたの使用したスキルや《流出》の効果によって手札を捨てるたびに、あなたはMPを[SL]回復する。
但し、あなたの最大MPに-10する。
このスキルは、他の《途心:○○》と同時に取得することが出来ない。

▼クロススキル
 クロススキルは、前提スキルとして、指定された、他のクラスのスキルを習得していなければならない。

・《メモリバースト:シールド》
前提スキル:守護者《援護》または《攻撃誘導》1レベル以上
使用技能:-
タイミング:ダメージ算出直後
射程:接敵
対象:任意範囲
目標値:-
コスト:MP8
最大スキルレベル:1
効果:あなたは、任意のスキルを一つ失うか、メモリスロットにセットされているスキル一つを消去する。さらに、任意の枚数の手札を捨てる。
対象が受ける予定の、いま算出されたダメージを、[この効果で捨てた手札の合計値]軽減する。
このスキルは1パートに1回しか使用できない。

 本当に忘れたくないものを護るために、記憶を燃焼する。

・《メモリバースト:ブレイク》
前提スキル:心理操者《重圧》または《思考盗聴》1レベル以上
使用技能:-
タイミング:いつでも
射程:視界
対象:単体
目標値:-
コスト:MP6
最大スキルレベル:1
効果:あなたは、任意のスキルを一つ失うか、メモリスロットにセットされているスキル一つを消去する。
そうした場合、対象は手札を3枚、無作為に選んで捨てる(3枚無い場合、全て捨てる)。
このスキルは1パートに1回しか使用できない。

 他者の思考を破壊するために、記憶を燃焼する。

  • 最終更新:2018-04-09 22:13:58

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