クラス:惟神

惟神
 日本国政府と繋がりのある極秘特務機関、「惟神(カンナガラ)」。「神の御心のままに」という意味の名を持つ彼等の存在を知る者は、政府の内部でも、ごく限られている。それは、未だに日本や世界において「常識外が常識外であること」からも明らかだ。
 彼らのルーツは、明治時代、政府により設置された「神祇省」という機関に由来する。
 表面的には、神祇、即ち神道における「神」に纏わる祭祀を司る機関であった彼らの真の目的は、祭政一致を推し進めることで政府への影響力を高め、やがては彼らの目線で日本を導き、世界の頂点へと君臨させることであった。
 結局、かの機関は、結果を出せなかったことからその在り方を疑問視され、ごく僅かの後に内部を改めた――表向きには。
 実際には、当時の、「与えられた役割」に固執した構成員達が、より自由に活動を行うために政府から独立しただけであった。
 これにより、社会の闇の中で生まれたのが、惟神である。
「神の思うままにする」と表現すれば、熱心な信仰者としては聞こえがいいかもしれないが、その実態は「世界へ力を及ぼすための手段として、神を現実に生み出す」という、名に反しているとも言える、あまりにも冒涜的な追求を行っている組織である。彼らは、より神に近かったが故に、"神など存在しない"ことを、受け入れ難い事実として実感してしまっていた。だからこそ、徹底的に、狂気的なまでに、世界の裏側、即ち「特別性」の中に潜り込み、神を降臨させ、その力を使う業を体系化させたのだ。
 惟神の用いる業、「神性顕現」は、魔術と途心を組み合わせたものに近い原理によって実現されている。精神ネットワーク上に生じた「見えないだけで、存在しているかもしれない」という思い、すなわち信仰心の渦巻きが強いほど、幻想上の神はより強力に《確率の空》の上での存在を認められる。彼らは、そうした「神の虚像」を、現実上に呼び出すのだ。

■能力値
肉体値:2
感覚値:3
理力値:3
社交値:4

■《流出》
《神性法則》
タイミング:判定直後
射程:視界
対象:単体
コスト:崩壊率[オープン2の合計値]+5
効果:直前に行われた判定を絶対失敗とする。また、その判定を《流出》以外の効果で成功させることは出来ない。

 其は幻想の世界。人間の抱いた神の虚像が支配する、威光で満たされた領域。

■スキル
▼自動取得スキル
・《神性顕現》
使用技能:-
タイミング:いつでも
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:-
最大スキルレベル:1
効果:あなたはこのスキルの解除をいつでも行ってよい。
解除されるまで、あなたには、キャラクタデータを持たないが死亡しないNPC「神性」が付き随う。なお「神性」は、システム上は、戦闘には参加しない(戦闘に参加しないだけで、このスキルの効果は適用されている状態になるため、演出的に参加させることは可能である)。
その可視性、目視できるのならば外見、会話能力の有無などは、あなたの任意である。目視できる場合の隠匿性は有であるが、外見設定や状況によっては、そうならない場合もある。
「神性」が現れている間、あなたが行う判定の判定値に+[【表現】レベル]する。
なお、特に記述がない限り、クラス「惟神」の他のスキルは、《神性顕現》が適用されている状態でないと使用できない。

▼通常スキル
・《荒魂(アラミタマ)》
使用技能:【表現】
タイミング:主行動
射程:20m
対象:任意範囲
目標値:対抗【運動】
コスト:AC6 MP12
最大スキルレベル:5
効果:ダメージ[オープン[SL]の合計値]の特殊攻撃を行う。
この攻撃で対象に1点でもダメージを与えた場合、このラウンド間で、その者が次に行う判定の判定値に-[SL]する。

・《和魂(ニギミタマ)》
使用技能:【表現】
タイミング:主行動
射程:20m
対象:任意範囲
目標値:10
コスト:AC6 MP12
最大スキルレベル:5
効果:対象のHPを[オープン[SL]の合計値]回復する。

・《活性顕現》
使用技能:-
タイミング:主行動
射程:-
対象:自身
目標値:自動成功
コスト:AC4 MP12
最大スキルレベル:3
効果:パート終了時かまたは、対象のHPが0になるまで、あなたの所有する「神性」に、次のようなキャラクタデータを与える。戦闘中ならば、初期位置を任意のスクウェアとして、戦闘に参加させる。
そのキャラクターに与えられるステータスは、以下の通りである。なお、PCを作成する場合の計算とは異なるので注意すること。
・最大HP、最大MPが[SL×20]
・全ての能力値が[SL×5]
・全ての技能レベルが[SL]
・移動力が[SL×5+5]、スピードが[SL+8]
このキャラクターは、通常のPC同様に準備行動、補助行動、主行動を行うことが出来る。
また、このキャラクターの手札は、あなたの手札であるものとする。
スキルは、《神性顕現》、《活性顕現》、《神性暴走》以外の、あなたの取得している、クラス「惟神」のスキルを取得しているものとする。
このスキルは1パートに1回のみ使用できる。

 なお、《活性顕現》以外に、キャラクターを生成したり、キャラクターにデータを与えるスキルを取得している場合、このスキルを取得できない。
例えば、クラス:特異存在の《召喚》と同時に取得していることは出来ない。

・《強制動作》
使用技能:-
タイミング:主行動
射程:-
対象:自身
目標値:自動成功
コスト:AC4 MP6
最大スキルレベル:3
効果:あなたの所有する「神性」のACを+5する。
このスキルは1パートに[SL]回のみ使用できる。

・《神性武装》
使用技能:-
タイミング:準備行動
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:MP8
最大スキルレベル:2
効果:あなたは、以下の性能の近接武器か射撃武器を一つ作り、即座にそれを装備できる。
スキルレベルが2である場合、それは両方の種別を持つ。
外見は自由である。
なお、この装備はパート終了時か、あなたの所持物でなくなった瞬間に消滅する。
このスキルは、1パートに1回まで使用出来る。
種別:近接武器/射撃武器
射程:接敵/【表現】×10m
装備部位:片手
隠匿性:有
防御値:0
ガード値:0
攻撃力:3+【表現】×3

・《光背》
使用技能:-
タイミング:判定直前
射程:視界
対象:単体
目標値:-
コスト:MP6
最大スキルレベル:3
効果:対象が直後に行う判定の判定値に-[SL×2]する。

・《護符》
使用技能:-
タイミング:ダメージ算出直前
射程:10m
対象:単体
目標値:-
コスト:MP4
最大スキルレベル:2
効果:直後に算出されるダメージの値を+[SL×5]するかまたは[SL×5]軽減する。
このスキルは1ラウンドに1度だけ使用できる。

・《神性享受》
使用技能:-
タイミング:判定直前
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:MP8
最大スキルレベル:3
効果:このターンの間、あなたが1レベルも取得していない、任意の技能レベルを+[SL]する。

・《神託》
使用技能:-
タイミング:いずれかのキャラクターの判定直前
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:MP5
最大スキルレベル:3
効果:山札の上から5枚を見て、その中から任意の2枚を手札に加え、残りを望む順番で山札の上に戻す。
このスキルは1ラウンドに[SL]回まで使用できる。

・《神性暴走》
使用技能:【表現】
タイミング:効果参照
射程:視界
対象:任意全域
目標値:-
コスト:MP8
最大スキルレベル:1
効果:ターンキャラクター決定時に使用する。
ダメージ[オープン3+【意志】×10]の特殊攻撃を行う。
このスキルを使用した場合、その処理の直後か、あるいはこのスキルによる攻撃で戦闘が終了したのならばこのパートの終了時、あなたは死亡する。
このスキルは1シナリオに1回しか使用できない。

・《圧性顕現》
使用技能:-
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:-
最大スキルレベル:5
効果:あなたの持つ「神性」が戦闘に参加する場合、その移動中止距離を5m増加させる。
また、その防御値に+[SL×3]する。

・《途心:惟神》
使用技能:-
タイミング:常時
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:-
最大スキルレベル:5
効果:何れかのキャラクターが、あなたか、あなたの所有する「神性」を対象にした攻撃やスキルの判定を行う場合、その判定値に-[SL]する。
また、その効果量に-[SL×2]する。(これらは、味方キャラクターがあなたやあなたの「神性」を対象としてスキルを使用する場合でも同様である。)
このスキルは、他の《途心:○○》と同時に取得することが出来ない。

▼クロススキル
 クロススキルは、前提スキルとして、指定された、他のクラスのスキルを習得していなければならない。

・《神話顕現:不視》
前提スキル:心理操者《恐怖》または《認識歪曲》1レベル以上
使用技能:-
タイミング:準備行動
射程:-
対象:自身
目標値:-
コスト:MP5
最大スキルレベル:1
効果:このラウンド終了時まで、あなたは一度だけ、あなたが攻撃やスキルの対象となったときに、攻撃やスキルの使用を宣言したキャラクターに、ダメージ[30]と、<毒5><麻痺><狂乱><動揺><呪縛5>を与えることを選んでもよい。あなたがそうするまで、あなたの敵対キャラクターは、あなたを攻撃やスキルの対象とするたびにドロー1を行い、HPを5点回復してもよい。(ダメージとバッドステータスを与えることを選んだ場合、その瞬間および、このラウンドのそれ以降は、ドロー1とHP回復は行えない。)
このスキルは1パートに1回しか使用できない。

 その虚像の糧とされたのは、"見てはいけない"という禁忌の元型。

・《龍脈顕現》
前提スキル:境界術師《切断境界》または《転移境界》1レベル以上
使用技能:-
タイミング:準備行動
射程:視界
対象:任意の一列かまたは一行に含まれるスクウェア全て
目標値:-
コスト:MP8
最大スキルレベル:1
効果:ラウンド終了時まで、あらゆるキャラクターは、対象のスクウェアに居る間、あらゆる判定の判定値は+5され、攻撃によって与えるダメージは+5される。

 多くの従来型呪術体系において、地形というものには、何らかの意味が見出されており、境界魔術に思想を応用することが出来る。

  • 最終更新:2017-09-20 07:33:53

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